"森田かずや"そのうち全英泣かします(´・Д・)」

元プロダーツプレイヤーです。ダーツっぽい事色々書いてます。

練習は2種類

どうも森田です。

 

今日は練習方法について書こうと思います。

 

僕の場合、練習方法は2種類しかありません。

 

それは

 

・出来ない事を出来るようにする事

 

・意識したら出来る事を無意識レベルに落とし込む事

 

この二つ。

 

まずほとんどの場合は一つ目のフェーズ、出来ない事を出来るようにする練習になってくるかと思います。

 

その為の練習方法って実に単純です。

 

ダーツの場合、投げまくる事です。

 

投げまくれば誰でも一定レベルまでいけます。

 

しかしそれがなかなか出来ない^^;

 

ところが、最近ツイッターで流行ってる北川景子式の練習方法は、この辺りを実に上手く刺激してくれる内容になってます。

 

簡単にいうとちょうど良い目標設定。

 

ついついやってしまう。

 

投げ込みやすい練習とでも言いましょうか。

 

上手くなる方は多いと思います。

 

なぜなら投げる動機が明確だから。

 

これがただただカウントアップをするだけだと、なかなか続かない。

 

でも北川景子式なら続けられる。

 

だから上手くなるんです。

 

逆説的に言えば、北川景子式じゃなくても投げ続けたら上手くなれたかも知れませんよ?という事にもなります。

 

僕の場合は、カウントアップはほとんどやらずにアップからグローバルでした。

 

そしてひたすらレーティングを上げるという目的で投げ続けました。

 

これでもある程度まで上手くなれました。

 

なぜなら単純に投げ続けたから。

 

だから、まずは投げなきゃ話にならないステージにいた僕に「人と投げなきゃ上手くならない」なんてアドバイスは、余計に響かなかった。

 

それにそのアドバイスしてくる人達の大半、自分どーよって感じでしたし^^;

 

上手い下手ではありませんが。

 

実はここも、最近書いた「強い人の定義」のところでも皮肉っぽく書きましたが、レーティングが低ければ低いほど試合やリーグで"強い"と印象付けるのは容易だってところにも繋がります。

 

これもまた"それっぽい"話。

 

人と投げろ店で投げろと言うのなら、もう少しまともな理論持ってこいって話です。

 

せめて納得できる理由なりを。

 

そこって、企業努力的なものじゃないんですか?と思いました。

 

こんな感じで資本主義社会の中では、時に誰かの都合によって作られたルールって実はたくさんあります。

 

だからこそどこでも出来る事をそこでする理由を用意する事が大切だと思うんですけどね。

 

USPって聞いた事ありません?

 

ユニークセリングプロポジション。

 

あかん、話逸れる。笑

 

出来ないを出来るにする練習では、とにかく投げ続ける事。

 

でもそれはなかなか出来たもんじゃない。

 

だから北川景子式カウントアップなどで、投げる動機を作って上げる。

 

僕はそれが鬼グローバルマッチだっただけで。

 

 

 

次に無意識レベルに落とし込む練習。

 

これはただ投げるだけでは難しくなって来ます。

 

投げるだけで上手くなった頃のままでは、俗に言う「壁」なるものが存在します。

 

練習量で補える場合もありますが、やはり壁を意図的に破っていく事が近道になります。

 

そして何より変化を恐れる段階に差し掛かるのもこのあたりです。

 

練習によって積み重ねたものを壊すのが勿体ない、てな具合。

 

都合の良い「コツコツ積み重ね」が顔を出します。

 

何事も創造と破壊を繰り返すべきだと思ってます。

 

なので個人的には、ここをあっさり壊せる人は成長出来るんじゃないかと思ってます。

 

もちろん納得した上であれば、ですが。

 

そして、この納得が何を軸に納得したのかまで自分自身であらかじめ兼ね備えておく必要があると個人的に思ってます。

 

僕の納得はなるべく不動のものから逆算していこうと考えました。

 

合う合わないとかそんなレベルじゃないところまで掘り下げて逆算する。

 

つまりは

・筋肉の仕組み

・骨格の仕組み

・脳の仕組み

この辺りから僕は逆算しました。

 

そして最近はご存知、Kラビさんのマジカルダーツで「物理」を加えました。

 

そして物理を知れば、自ずと体の使い方も変更を余儀なくされる。

 

そこでその変更を受け入れれるか?

 

ここが納得したのであれば、次はあっさり壊せるかどうかの部分になって来ます。

 

今の僕はほぼ原型ないです。

 

プロになる前からずっと積み上げたもの、一夜にして全て捨てました。

 

厳密には残ってるんでしょうけど、意識の中では過去のものはほぼありません。

 

なので、僕の場合はこういった意識的にやらなければならない事を無意識に落とし込む練習が必要になって来ます。

 

 

そしてこのフェーズをおろそかにすると、なんとなく結果が出たりなんとなく結果が出なかったら原因不明の不安定さから抜け出すのは難しくなります。

 

よく"考えて練習する"っていうのはおそらくここら辺の事なのかなと思います。

 

ただ考えるって方向性も、人によってマチマチなのでここにも言及すべきでしょうけどすでに文章長くなってるので省きます^^;

 

簡単に言えば「しっかりブルを狙う」は別に考えてるうちに入りません。

 

とだけ。

 

 

そして話戻りまして、この無意識レベルに落とし込む練習はさらにいくつかに細分化出来ます。

 

まず第1段階では、狙わない事。

 

言い方変えると、形を作る場合ですね。

 

逆に言うと狙うから、形が崩れやすいという性質があるといえば分かりやすいかもしれません。

 

なので、試合終わってから練習するのは一見良さそうなんですが崩れてる状態だという事を理解せずに漠然と投げ込めば・・・という負のスパイラルに陥る事もあります。

 

ならいっそ投げない、が正解の場合もあったりするのもこのため。

 

無意識レベルに落とし込む練習の具体例で言えば、今僕が取り組んでる"ダーツの軌道"なんてまさにこれです。

 

今までと違う事、意識すれば出来るけど気を抜いた時ふと出来ない。

 

これをやるには狙わずにまずは無意識レベルで出来るとこまで落とし込む。

 

その後狙う練習に切り替えればよい。

 

と言った具合です。

 

だから練習内容はひたすら空投げするのが僕の場合主になります。

 

ただこれをダーツバーでやっちゃうと・・・なのでブース単位で投げれるネカフェ系の方が都合が良かったりする。

 

それでも対戦しなければならない時は、勝ちたい気持ちをグッと抑えてやるべき事に集中する事が大切だと思います。

 

ここでまたお気づきかもしれませんが、無意識レベルに落とし込んだら次は狙う練習はどうするんだ?という事です。

 

それは狙えないを狙えるにする練習、つまり最初の"出来ないを出来る練習"に切り替えます。

 

そして狙えるようになって来たら、次はまた新たな課題なりが見つかるはずなので

 

その時また無意識レベルに落とし込む練習に切り替わります。

 

こうやって僕はひたすら2種類の練習をループするような形を取ってます。

 

もちろん2往復目と3往復目では、内容は変わってきますが。

 

ちなみに狙う練習の際は、

 

15ラウンド一人クリケット

 

・ナンバーをそれぞれ5回bedを出す練習

 

20で1500点

19で1400点

18で1300点

 

を出す練習など。

 

狙うなら点数や結果を基に。

 

形を作るなら数字ではない結果第1(フォームの是非や軌道など)に。

 

という事になります。

 

なので僕の場合は、基本的に練習方法=プラクティスの内容というわけでもありません。

 

だからよく

練習ではひたすらカウントアップやってます

とか

ハーフイットやってます

とか言う人の、その言葉だけを鵜呑みにしていても同じ効果は得られないという事にもなりますよね。

 

なので、練習はカウントアップだ!って言い張る人の意味が分からない。

 

別になんでもええやんって思います。笑

 

カウントアップが嫌いならひたすらグローバルで01やれば良いし^^;

 

実際レーティング14に始めていった時のカウントアップ最高点は700点台だったはずです笑

 

なんせカウントアップやらなかったので^^;

 

そんな感じです。

 

 

 

 

そしてここに書いた事は、普段聞かれたらほぼまるっきりこのように答えてるんですがなかなか理解されないです笑

 

なんせ

 

出来ないを出来るようにする練習

→ひたすら投げる

 

無意識レベルに落とし込む

→ひたすら投げる

 

という事なんですから笑

 

なので、それに対する何かしらのモチベーションを保つ方法として「北川景子式」はとても有意義な練習方法だと思います。

 

そしてさらに難易度は上がりますが、

 

・一人クリケットでbedを◯回

・一人クリケットでナンバーで◯◯点

 

も是非挑戦してみて下さい^_^

 

 

しかしここら辺の練習方法は人それぞれ楽しみ方があって良いと思います。

カウントアップが好きな人はやれば良いし、対戦が好きな人はやれば良い。

 

それに大前提として、ダーツは気軽に人と繋がれるツールだという事も忘れてはいけないと思います。

 

別に上手いから偉いわけでもないし、今は下手でも練習すれば上手くなれる。

 

そんなあらゆる可能性があるのがダーツですよって事を証明出来れば^ ^

 

その中でも、

上手くなりたいけどなんか良い練習方法ないか?という人の何かのヒントになればと思い今回は書きました。

 

 

上手くなる事で楽しめる方が増えれば嬉しいです^ ^

 

僕もさらに良い練習方法を模索しながら、もっと上手くなります!

 

グラッチェ