"森田かずや"そのうち全英泣かします(´・Д・)」

元プロダーツプレイヤーです。ダーツっぽい事色々書いてます。

天才の説明書

どうも森田です。

 

昨日、僕がダーツを始めた当初から知ってるAさんと話してた時の事です。

 

始めてAさんと会ったのはダーツを握って1ヶ月くらいの頃だったので当時はボコボコに負けてた記憶があります。

 

当初からオートハンデのリーグにも一緒に出てたりして、リーグが終わったら一緒に飲みに行ったりもしてました。

 

そして当時から月日は流れて、今やプロになった僕とAさん。

 

Aさんも一番良くてAAフライトくらいまで行ったりするほどの腕なんですけど、僕の事を

 

天才

センスがある

 

としきりに言います。

 

俺には才能無いから無理やねん、と。

 

 

その度に

「センスが無かったら無理、っていう考えがセンスないですわぁ」

とか言ってます。

 

「でも無理やもん」

「俺はそんな頑張られへん」

と。

 

発言だけ聞いたらどんだけアカンタレやねん笑

 

って話なんですが、

 

おそらく多かれ少なかれこんな考えが頭の片隅にある人が大半なんじゃないかな?というのも知ってます。

 

Aさんは、僕の成長をイチから見てるから余計にそう感じるだけかも知れませんが。

 

なんで勝手にそんな事決めるんやろな?

 

この背景には

 

「頑張らなければ上手くならない」

という固定概念がある事。

そして、森田一也は"頑張ってる"と思ってる事。

 

この二つがこのAさんの成長を妨げてると思ってます。

 

僕は別に天才でも無ければ才能は無いと思ってますが、Aさんにとっては天才と映っている。

 

そもそもどういうカラクリで、この天才とかセンスって言葉が使われてるのか?

 

なんとかして自分も"天才"になれないものか?

 

って思いませんか?笑

 

少なくとも僕は天才じゃありませんが、天才には憧れます。

 

でも天才ってホンマに存在するのか?

天才ってみんな自分を天才って言わないよな?

生まれた瞬間はみんな赤ちゃんなわけやし。

ならどこかの何かがキッカケで、もしくは何かの積み重ねが天才を"創ってる"んちゃうか?

 

というわけで、ここから

 

誰かが天才だと認識してる人。

 

と仮定して分解していきましょう。

 

 

まず、一つ目。

天才は頑張ってる件

 

そりゃ頑張ってるでしょうねーって僕でも思います笑

 

しかし、先程出てきたAさんが森田一也の事を天才と捉えるならば

 

僕は頑張ってません!笑

 

もっともっともっともっとやれる気がしてますし、もっともっともっともっと頑張れるはずだと思ってます。

 

全然足りて無い。

 

でもAさんから見たら凄まじく頑張ってる様に映ってるようです。

 

だから「俺はそんなに頑張れない」と。

 

じゃあ天才の中の一つの要素に

「頑張らなくても頑張れる能力」ってあるんじゃないかな?と思います。

 

頑張らなくても頑張れたら、そりゃ上手くなれそうな気がしますよね。

 

頑張らずに上手くなる。

 

じゃあ逆に言えば

頑張ってるけど上手くならない・・・

 

俗にいう、頑張ってるアピールって実はこの天才と真逆なんじゃないですか?

 

俺(私)こんなに頑張ってるのに・・・と疲弊してる系。

 

そりゃそんな疲弊した気持ちになるまで頑張ってるわけですし、評価されるべきなんじゃないかな?と思います。

 

そしてこの国はこのような人を付加価値を付けて結果以上に評価しがちな国民性です。

 

僕はこの国民性がまず邪魔してる気がします。

 

一定数が評価してくれるもんだから、ついつい疲弊するまで頑張る事が目的になってしまう。

 

誰しも人はみな認められたいですから。

 

これが実は負のスパイラルになりかねませんよね。

 

最悪の場合「疲弊するまで頑張った姿」をアピールするために頑張るっていう意味不明なスパイラル状態になる事もあります。

 

そんな状態でその頑張りすらを否定された日にゃもう戦争勃発です^^;

 

そしてそれをガツンと言ってしまうと結構悪人に映りませんか^^;?笑

 

そりゃ「お前に俺の気持ちなんか分からねーよ」状態。

 

でも、そこまで頑張れるんだから、頑張り方を変えたらいいだけやのに・・・

 

なんですが、自ら奮い立たせて歯を食いしばって頑張るほど、その人は"頑張り"を否定されるのを嫌います。

 

なぜなら、疲弊するまで頑張った姿を自分が実は好きになっているから。

 

だからまず天才を目指すなら、その価値観から上塗りしていく事が大切になります。

 

何回も何回もヒアリングして

「本当の理想」を少しずつ掘り起こす作業。

頑張ってる本当の目的を自分で気付かせる事。

 

 

そしてほんの数分だけでも

「頑張る事→成長する事」に快感を覚える時間を作る。

 

そうすると段々と

「成長しないと時間が勿体無い」と感じるようになります。

 

たまに僕が言ってる

 

このインカム100円でどれだけ上手くなれるか?

 

っていう気持ちです。

 

これは、頑張ってるのではなく成長しない事が勿体無いから自然とそうなるんです。

 

そんな感じで、気持ちが変わって来たら、勝手に頑張れそうじゃないですか?

 

少なくとも僕はダーツを始めた時からこれに近い気持ちがありました。

 

だって、ただ楽しむだけなら他の遊びいっぱいありましたから♡笑

 

それらを凌駕するくらい自分の成長が楽しいから今僕はダーツをしてますし、

 

中継台でビッグラウンドを決める姿を想像したら、それだけでワクワクします。

 

その為には成長無くしてそれはありえない。

 

というわけで僕は全然頑張ってはいないです。

 

苦痛も無いし、ダーツを辞めたい気持ちもありません。

 

多分瞬間的に落ち込んだりはしてますが、自分でも気付かないくらいの速さで成長に向かってるから落ち込んでる事すら気付いてない笑

 

気付いたら感情を成長に変換してるんだと。

 

結果出なくて腹立って何かに当たり散らして外部に発散させてしまうなら、発散したい程のエネルギーすら自分の成長に変えるべきじゃないかと。

 

これが感情を技術に反映させると僕は呼んでます。

 

そりゃムカつきますよー、

何万も交通費かけてエントリー費払ってロビン落ちなんかしたら笑

 

でもその怒りも全て技術に反映出来たら次こそは・・・と思ってプロ1年目の時はやってました。

 

まだまだ目指す先には届きませんが、確実に成長は出来てるはずです。

 

これを実感できると勝手に頑張れる状態を作る事はできるかと思います。

 

その一連のフローが自身で確立出来れば、ダーツ以外の事にも活きてくると思いますし。

 

そう言い切れるのはこのフローはダーツ以外で培ったからです。

 

そうやって野球も教えると大体上手くして上げられます笑

 

身体動かす時間より、僕が喋ってる時間の方が長い日もあったり・・・

でも自然とそれで結果は出せます。

 

ただ最初からこのスタイルでやっちゃうと「練習してる感」が少ないので頃合いを見ながらになりますけどね。

 

そんな感じで、もし僕がAさんの言うように"天才"ならば、天才は作れるしセンスは創れると思ってます。

 

僕は僕で、早くAさんの言葉を全国レベルに出来るように精進します。

 

グラッチェ!