どうも森田です。
先日のバレルを作ったもう一つの理由という事の発端となった考え方が上記のタイトル。
「ダーツプロは稼げない」
まぁ・・・たしかにこれは誰もが思ってる事であり、一部実力者のみ賞金で満足の行く収入がある世界。
一方で世間一般的な"プロ"とは、稼げるかどうか・・・というよりいくら稼げてるのか?
当たり前のように稼げてる前提です。
多くのプロが「稼げてない」と言わざるを得ない。
そしてこれをよく目にするのが
プロ団体の問題
ダーツ自体の世間的なポジション
酒飲みながらやるプロスポーツなんて・・・
みたいな、ダーツをやる全ての人がなんとなく形成してきたものをなんとなく揶揄するような内容ばかり。
これ、なんかと似てたんですよ。
それ、何かって言うと
僕が新卒で入った不動産会社。
まず経緯からいうと
僕の入社した前年"サブプライムローン問題"でアメリカから世界全土景気が落ち込み、さらに翌年入社後間もなくしてリーマン・ブラザーズの破綻"リーマンショック"で特に大打撃を受けました。
その時みんな、揃いも揃って"時代のせい"にしてました。
でも僕はそれをとてもダサい、と感じてました。
とはいえ事実でもありましたが。
というまぁなんとも言えない感覚でとりあえずしばらく踏み止まった記憶がうっすらあります。
そして、会社全体の営業不振の影響で
1ヶ月丸々休みなしの月が年間4回。
朝8時〜夜10時まで営業、そのあと事務仕事。
年間の休みも大型連休も削りに削られトータルで20日ほどでしたか。
みたいな生活を送ってました。
新卒の同期は15人居ましたが残ったのは3人。
3ヶ月で5人辞めて半年で5人辞めて年明けて2人辞めた・・・その辺の詳細人数の記憶は曖昧ですがとりあえずハーフイットしていきました笑
そんな状況でも時代のせいにするのが嫌で、他人のせいにするのが嫌で、他力本願が嫌でした。
なぜなら、今の自分の境遇を 自分以外のせいにしてしまう事はそれ以上の考察を生みません。
これは野球やってた時に考えていた事に起因してます。
野手が打たない守れないで負けた試合の方が圧倒的に多かったんですが野手がエラーするところに打たせた自分、空振り取れなかった自分をもっと高めてやろうと思う事でそれは全て自分の成長に転換出来ました。
これをチームのせいにしてたなら、自分の成長は止まってしまう。
というのが考え方の根底にあるからかも分かりませんが。
何があろうと
必ず自分の意思のみで開ける突破口があるはずだと信じて突き進む。
それ以外に実は何もないと思うんですよ。
その結果、僕の背中や関わり合いの中で共に成長したり助け合ったり背中押してくれたりする事で本当の人間関係が出来てくるもんちゃうんかなと。
だいぶ話逸れちゃいましたが、これはダーツのプロにも同じ事が言えます。
テストが簡単とか、賞金が少ないとか、大手スポンサーが付かないのは酒のせいだとか人間レベルが低いとか。
色々言われてるし、正直どれも事実なんでしょう。
知らんけど。
だからといってそうやって作られた"プロ"として稼げない事を正当化してやしませんか?
と僕は思うわけです。
本業でお金稼いで、ダーツプロの活動でお金を使う。
そして生活が圧迫される。
これって一般的なプロと呼べますか?と思うわけです。
でもそこで「稼げないから辞ーめた」とするのは明らかに早計で何も残らないんじゃないかと。
だから僕は
勝てないプロが、プロ活動を通して、お金を稼ぐ方法はないか?と考えました。
もちろんそれで生活出来るほどのものではありませんが、おそらくダーツプロの・・・多分8割は1円も賞金もらった事無いんじゃないかな?(ハウスなどの賞◯は除く笑)
そして年間100万以上稼ぐプロは多分さらに1%くらいかと。
もしかしたらそんないないかもですね。
なので僕は賞金以外でお金を稼ぐ手段を試してみたいと思うようになりました。
もちろん賞金を稼ぎに行く事は大前提です。
でも現状PERFECTの場合は上位32名が賞金を獲得出来て、上位16名以上がかろうじてエントリー代を回収出来る。
場合によっては上位8名すら、交通費宿泊費を含めると回収出来ない場合もあります。
毎回確実に上位4名に入ってたら多分割に合う気がします。
が、そんな選手いてますか?という話です。
なので、僕がやるべき道は2つ。
・毎回ベスト4に入賞出来る可能性を持てる技術を身につける
・試合の賞金以外のお金の稼ぎ方を作る
この2点です。
額なんて二の次です。
僕はこれにチャレンジしたかった。
そしてお金を稼ぐ行為は
人の役に立つ
人の心を動かす
人を便利にする
大きく分けてこの3つかな?と思ってます。
時間を提供してお金を得るのは僕の中では稼ぐとはまた別の話になります。
それを除く上記3つで自分には何が出来るか?
名もないイップスロビン落ちクソ野郎が提供出来るもんってなんや?
まずは知ってもらう手段ってなんや?
とか色々と考えてると、思考の矛先が段々明確になってきますよね。
まぁ明確になればなるほどそれが茨の道だという理解が深まるばかりでしたが笑
そしてそんな僕にも与えられた武器、それがSNS。
さらに数あるSNSの中で1番手軽に拡散され、人口が多そうなのがTwitter。
だから僕はTwitterを選び日々更新していく事にしました。
そしてTwitterの特徴などを分析し、とりあえず何事も「あえて逆」の精神で二年間積み上げました。
情報発信ではなく、個人のメモ的スタンスで。
あえて告知などにはほとんど使いませんでした。
そしてそんな勝手な活動でも、現在ではフォロワーの方も800人を超えました。
とはいえこの数字も有名プロの「Twitter始めました」の一言で簡単に追い抜かれる儚い数字かも分かりません。
でも確実に僕を見てくれてる率が高い800人の方々です。
なので、ただただフォロワーを増やしたいだけの人は必ず僕をリムります。
むしろリムってもらうという方が近いかな。
僕を見てくれるわけではない層の方ですから。
そしてそうして積み上げた800人だからこそ意味があると僕は考えてます。
Twitterのフォロワーが多いから何?と僕は思ってます。
だからこそ、今僕を見てくれてる方に関してはなによりも大切にしたい気持ちが大きいです。
そんな方々のリプだからこそほぼ全て目を通して必ず返します。
あとLINEや電話で済む事をわざわざTwitter上でやるのが嫌いなのでそういった事は極力しませんが、特にTwitterでしか繋がれない方との繋がりは最重要に考えてます。
このように無名の森田一也に唯一与えられた武器"SNS"を通じて知ってもらい、プロ活動の中でお金を稼ぐ事を視野に入れるようになりました。
話戻り、自分は何を提供出来るのか?と。
そこで目をつけたのが"バレル"です。
現在、個人では有名プロモデルもしくはバレルメーカーしか製作してなかったものを無名の選手が個人でやればどうなるのかと。
そしてその糸口は意外にすぐ見つかりました。
これはTwitterに限らずで、世の中の大半は、肩書き主義です。
ですが一定数肩書き否定主義の本物志向の方々が水面下で必ず存在します。
その本物志向の方々に"物理から逆算"という圧倒的な本物をもし作る事が出来たら・・・
という気持ちから取り掛かりました。
でも大前提は自身のパフォーマンス向上です。
万人ウケではなく森田一也をモデルとしたピンポイントなものを。
それに下手くそな今の自分に合わせたものより、これを操り切れたら上手くなってるもの。
そんなものを目指しました。
そして次にモノを売るという行為。
物を売るならまずは自分を売る。
これは大前提であり鉄則ですが、ここも「あえて逆」を行ってるかのようなやり方を取りました。
さすがに誰も買った事ないバレルを見ず知らずの人が買う事は心理的なハードルがかなり大きいのも分かってます。
ここはダーツで日本一周中のKラビさんが紹介してくれたところがかなり大きかったりします。
Kラビさんが推すなら・・・という方もいらっしゃいましたから。
だから最初の予約販売のみ"森田一也"を売りました。
そしてそんな心理的ハードルの高い無名の森田一也のバレルをわざわざ購入頂いた事の感謝は計り知れない・・・だから予約特典を付けました。
あれは完全に僕のただの善意です笑
善意と自分で言うのは好きじゃありませんが、僕の遊び心と感謝と気持ちでしかありません。
その時のブログがこちら
http://kaz-ace.hatenablog.com/entry/20190603/1559522378
そして現在そのバレルは16セットが選ばれしダーツァーの手に渡りました^ ^
これでバレル制作費はほぼほぼペイ出来た事になります。
ただ、それまでにオリジナルバレルを何作も作りましたからその分まだ赤字ですが笑
でも多くのプロがダーツアイテムにお金をかけ、1番高価なアイテムであるバレルを、僕はトータルで考えるとほぼ持ち出し無しで現在持てる状況を作れた事実。
プロとして稼げていると表現するには非常に弱いですが、少なくともプロ活動におけるマイナスを減らすには十分な役目を果たしているのではないでしょうか?
そして、無名のイップスロビン落ちクソ野郎森田一也が出来たという事がとても大きな大きな可能性だと思いませんか?
僕で出来たら誰にでも可能性あるじゃないですか。
こんな風にダーツプロは稼げないと憂う前に、今持てるもの全て駆使して、それぞれがそれぞれのやり方でお金を生み出す努力もまた、次世代のダーツ界を作る礎になると僕は思い今回"PRESIST"を販売しました。
PRESIST・・・こいつは次世代の統治者になる可能性を勝手に秘めてます笑
正直、僕モデルで無ければもっと世の中に認知されてるはず。
森田一也モデルで申し訳ないなとPRESISTに対して本気でそう思ってます。
だからこそ、この小さな小さなチャレンジですが可能性を示していきたいなと。
だから、僕がPERFECTで優勝してしまって有名になってしまっては、この理屈が通用しなくなるので今全て書きました。笑
世界の森田になってからでは遅いので・・・ね笑
(やっぱなってからが良かったかな・・・)
なのでこのバレル販売を通じてあらゆる可能性を万人に感じて頂けたら、僕は販売に踏み切った意味があると思えます。
どうか森田一也というバカな男の無謀な挑戦を引き続き応援頂けたらと思います。
そのうち全英泣かせる事も、無名選手がバレル販売する事も、過去には想像も出来なかった未来です。
全英泣かせると書いたのは、デビュー戦のPERFECTで予選スタッツ16だった時ですからね笑
もし実現出来たら誰にでも可能性がある証明としては十分過ぎると思いませんか?
森田一也のダーツプロの活動を通じて示したいメッセージはまさにこれです。
その為には、森田一也自身の結果が必須。
だから誰よりも結果を求めるのは当たり前。
その為には今週の神戸大会、勝ち進んで来ます。
今出来る事をあらゆる可能性を求めてやり遂げる。
それ以上も以下もありません。
まあ見ときなさいよ。
グ!
http://kaz-ace.hatenablog.com/entry/20190603/1559522378